「エモーションプラス」を他人に悪用してはいけない5つの理由――心の自由を守るために知っておきたいこと

「エモーションプラス」を他人に悪用してはいけない5つの理由――心の自由を守るために知っておきたいこと
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こんにちは、「エモーションプラス」の開発・販売者の菅原です。

まず最初に、はっきりお伝えしておきます。

エモーションプラスを「他人をコントロールするため」に使うのは、絶対にやめてください。

この教材は、もともと

  • 不安やパニック
  • 自己否定
  • 生きづらさ

に苦しんでいる**「あなた自身の心を守る」ため**に作ったものです。

ところが、この方法は「感情」と「潜在意識」に深く入り込む力があるため、やろうと思えば、

  • 相手の心をじわじわ折る
  • 自分の都合のいいように相手の感情を動かす
    といったガスライティング的な加害行為にも使えてしまいます。

世界的に見ても、ガスライティングや心理的DVは今、強く問題視され、研究も一気に増えています。SAGE Journals+4SpringerLink+4SciELO+4
もしあなたがエモーションプラスを他人に対して悪用すれば、
「ガスライティング加害者の一人」になってしまう可能性があるということを、まず理解しておいてください。

ここからは、販売者であり開発者として、
なぜ他人への悪用を徹底的に禁止しているのか、5つの理由に分けてお話しします。


目次

1. エモーションプラスとは何か(かんたんに)

詳しいやり方は教材の中で説明している通りですが、超ざっくりいうとエモーションプラスは、

  • 音楽などを使って「強い感情」(闘志・希望・安心感など)を意図的につくる
  • その感情を、人・物・言葉・音・環境に“感情記憶”として宿していく
  • それに触れるだけで、自動的にその感情が立ち上がる「ポジティブな無意識回路」を作る

というメソッドです。

ポイントは、
意識だけでなく、無意識・潜在意識の層に働きかけること。

だからこそ、自分の心を守るために使えばとても心強い味方になりますが、
逆に使えば、相手の無意識にネガティブを刷り込む“呪い”にもなりうるのです。


2. なぜ他人への悪用をここまで強く禁止するのか

5つの理由(概要)

  1. 相手の「心の自由」と自律性を奪うから
  2. メンタルヘルスを本気で壊しうるから
  3. ガスライティングと直結し、加害者になり得るから
  4. 法的・社会的にも「心理的DV」「ハラスメント」と評価され得るから
  5. 最終的に、あなた自身の心も蝕み、「呪いの連鎖」を広げてしまうから

順番に、私の立場から率直に解説します。


理由1:相手の「心の自由」と自律性を奪うから

今の倫理観では、人を尊重するとは
**「その人が自分の人生を自分で選ぶ権利(自律性)を守ること」**だと考えられています。

エモーションプラスを他人に悪用するとは、言い換えると、

  • 相手に説明もせず
  • 相手の同意もなく
  • 相手の無意識の感情・自己評価・価値観に介入する

という行為です。

たとえば、

  • ある人の名前や顔に、「不安」や「罪悪感」をセットで刷り込む
  • ある行動をしたときだけ、強い「恥」「自己嫌悪」が立ち上がるように仕込む

こうした操作を相手に気づかれないように繰り返すことは、
相手から“心の主権”を奪うことに他なりません。

「好き・嫌い」「安心・不安」「自分は価値があるかどうか」。
本来はその人自身が選んでいくべき領域に、裏から手を突っ込むことになります。

だから私は、開発者として

「自分の内側にだけ使う」
「他人の心を裏でいじるリモコンには絶対に使わない」

という線引きを、何度も何度もしつこいくらい書いているのです。


理由2:メンタルヘルスを深刻に傷つける危険があるから

世界中の研究で、
「心理的な暴力」や「精神的な支配」が、どれだけメンタルに深い傷を残すかが次々と明らかになっています。

  • WHO(世界保健機関)は、心理的虐待を含む親密な関係での暴力が、うつ病や不安障害などのリスクを大きく高めると警告しています。Canada+4世界保健機関+4WHOアプリ+4
  • 心理的暴力は、身体的暴力と同じか、それ以上にうつ症状と強く関連するというレビューもあります。Frontiers

エモーションプラスを悪用し、相手の無意識に

  • 「どうせ自分なんてダメだ」
  • 「全部自分のせいだ」
  • 「逃げちゃいけない。逃げたらもっとひどい目にあう」

といった感情や信念を何度も刻み込めば、
表面的には何もしていないように見えても、
長期的にはうつ病・不安障害・PTSDレベルのダメージを与えかねません。

私は、もともとメンタルが苦しい人を楽にしたくて、この教材を作りました。
その方法が逆に、誰かを壊すための“静かな武器”として使われるのは、本気で耐えがたいことです。


理由3:ガスライティングと直結し、加害者になり得るから

ここからが、今回特に強調したいポイントです。

ガスライティングとは何か

最近よく耳にする「ガスライティング」は、心理学の研究では

相手の現実感覚や記憶、判断力を揺さぶり、「おかしいのは自分だ」と思い込ませるための、継続的な心理的操作

として捉えられています。Psychology Today+4PMC+4SpringerLink+4

具体的には、

  • 「そんなこと言った覚えはない」「それはお前の勘違いだ」と事実を否定し続ける
  • 被害者の感情を「被害妄想」「考えすぎ」と片付ける
  • 周囲に「彼(彼女)は精神的に不安定なんだ」と触れ回る
  • 被害者の記憶に対して、「いや、あの時はこうだったでしょ?」と、何度も“書き換え”を迫る

といった行為が繰り返されます。

最近は、親密な関係だけでなく、職場でのガスライティング(上司が部下に対して行うケースなど)も研究され始め、
被害者の不安・抑うつ・仕事への意欲低下との関連が報告されています。Taylor & Francis Online+4PMC+4Preprints+4

そして、ガスライティングは今、
国際的に重大な心理的暴力・人権問題として注目されているのです。Frontiers+4SciELO+4SAGE Journals+4

エモーションプラスの悪用とガスライティングの関係

ここで問題なのは、
エモーションプラスを悪用すると、このガスライティングが「さらに強化された形」で行えてしまうという点です。

たとえば理論上、

  1. 相手が「おかしい」と感じた出来事が起きたとき
    • 言葉で「それはお前の思い込みだよ」と否定する(これ自体がガスライティング)。
  2. 同時に、
    • 特定の音・言葉・表情・場所と、「恥」「罪悪感」「自己嫌悪」をセットで刷り込んでいく。
  3. それを何度も繰り返すことで、
    • 相手は「違和感を覚えた瞬間に、自動的に自分を責めてしまう」状態になる。

こうなると、被害者は

  • 相手に対して「おかしい」と感じても、それを口に出せない
  • 何か言われるたびに「悪いのは自分だ」と思い込む
  • 自分の記憶や感覚を信じられず、加害者に依存してしまう

という、典型的なガスライティング被害の状態に追い込まれていきます。IJIP+4GBV Learning Network+4SciELO+4

つまり、

エモーションプラスの悪用=
ガスライティングを「感情レベル」「無意識レベル」でブーストする行為

といっても過言ではありません。

「悪用する=ガスライティング加害者になる可能性」

ここまで読んでいただければ分かる通り、
エモーションプラスを他人へ使って

  • 相手の感情をコントロールする
  • 自己否定や罪悪感を増幅させる

というのは、
ガスライティング加害者の一員になる選択とほぼ同じです。

私は、そんな使い方をしてほしくて、この方法を作ったわけではありません。
むしろ、ガスライティングや心理的DVで傷ついた人が、「自分の心をもう一度取り戻す」ための道具として届けたいのです。


理由4:法的・社会的にも「心理的DV」「ハラスメント」と評価され得るから

世界的にはすでに、
身体的暴力がなくても、心理的な支配やコントロールは「暴力」だ
という考え方が主流になりつつあります。ザ・ガーディアン+4WHOアプリ+4PMC+4

こうした流れの中で、

  • 相手に気づかれないようにメンタルを追い詰める
  • 逃げられないように感情をコントロールし続ける

といった行為は、
将来的に、今よりもっと厳しく法的に扱われる可能性が高いと私は見ています。

「バレなければいい」「証拠は残らないから大丈夫」
――そう思っている人がいるとしたら、それは非常に危険な考えです。

エモーションプラスを悪用することは、
社会的にも、法的にも、自分の首を締める行為になりかねません。


理由5:最終的に、あなた自身の心も蝕み、「呪いの連鎖」を広げてしまうから

これは、少しスピリチュアルに聞こえるかもしれませんが、
私は実務レベルでも実感していることです。

  • 常に誰かを見下す
  • コントロールしようとする
  • 相手が苦しむ姿を見て安心する

こういった感情を繰り返し使っていると、
その人自身の無意識も「ネガティブ固定」されていきます。

  • 人を信じられない
  • 常に疑い深くなる
  • 何をしても心の底からは満たされない

そんな状態で生きることになります。

実際、研究でも、
暴力や支配を行う側の人々が、
自身もトラウマや精神的問題を抱えているケースが少なくないことが指摘されています。ScholarWorks+4PMC+4Frontiers+4

「呪い」は、かけた側にも必ず跳ね返ってきます。

エモーションプラスを悪用するということは、
自分の無意識に“加害者として生きる自分”を刻み込む行為です。

そんな形で、自分の人生を汚してほしくありません。


どう使うのが「正しいのか」――開発者としてのお願い

最後に、開発者としての私から、改めてお願いさせてください。

✅ エモーションプラスの「正しい使い方」

  • 自分のためだけに使うこと
    • 不安・パニック・自己否定を和らげる
    • 目標に向かう勇気や希望を高める
    • 自分の心を「安全な場所」に戻す
  • 自分の部屋や持ち物などを、
    「自分にとって安心できる環境」に整えるために使うこと
  • 家族やパートナーに使うなら、
    • 無理強いせず
    • きちんと説明し
    • 本人の意思を尊重すること

❌ 絶対にやめてほしい使い方

  • 相手を「従わせる」「依存させる」目的で使う
  • 相手の自己評価を落とし、逃げられなくする目的で使う
  • ガスライティングやモラハラの一部として利用する
  • いじめ・ハラスメント・復讐の道具として利用する

おわりに:あなたには「守る側」に立ってほしい

エモーションプラスは、
ガスライティングや心理的DVでボロボロになった人の心を、もう一度立て直すためのメソッドとして作りました。

だからこそ、

  • その同じ方法で誰かを壊してほしくないし、
  • あなた自身にも「加害者」という重い十字架を背負ってほしくありません。

どうかエモーションプラスは、

自分と、大切な人の心を守るためだけに使ってください。

もしこの記事を読んで、
「もしかして自分は、誰かに対して境界線を越えた使い方をしようとしていたかもしれない」と感じたなら、
その時点で気づけたあなたは、まだ十分にやり直せる側の人です。

ここで一度、深呼吸して、
「自分はどちら側に立つのか?」
じっくり選んでみてください。

私は、エモーションプラスを手に取ってくれたあなたに、
“守る側”に立つ人であってほしいと心から願っています。

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この記事を書いた人

保有資格(メンタルケア心理士、アンガーコントロールスペシャリスト。うつ病アドバイザー)1980年、北海道生まれ。中卒。数々の心の問題を抱え、生きる希望もなく、13歳から非行に走り、18歳で少年院を逃走し、以後、更生を誓うも、薬物中毒となり現実逃避。その後も凡ゆる心の問題を抱えることになる。そして、独学と自力で1つ1つ自身の心の問題を出来る部分から解決して、それにより役立った情報を発信し続けるようになる。心の問題を抱えた当事者(心の問題、苦しみを直に体験し、影響を受けている個人)だからこそわかることがあり、発信する情報の多くが好評で、お礼の言葉をいただく機会も増える。心の根深い問題の解決、解消に役立つことを伝え続けることで、更に多くの人たちから「心の良い変化に繋がった」「カウンセリングを受けても良い変化がなかったのに、菅原さんの情報の実践で良い変化が起こりました!」という声を多数いただくことが増えたことを機に、電子書籍出版を開始。こういった表現活動が他者だけでなく自身の心の傷も癒していくことを体感し、その素晴らしさも含めて情報発信している。

・メンタルケア心理士
(メンタルケア学術学会認定)
・アンガーコントロールスペシャリスト資格
(一般財団法人 日本能力開発推進協会JADP認定)
・うつ病アドバイザー
(一般財団法人 日本能力開発推進協会JADP認定)

【メンタルケア心理士とは?】「メンタルケア心理士」は、「日本学術会議協力学術団体」に指定されている、「メンタルケア学術学会」が認定する資格(公的学会認定資格としての位置づけ)です。他にも、第三者評価機関(生涯学習開発財団・一般財団法人ヘルスケア産業推進財団)からも認定されています。

運営者の氏名:
菅原隆志

所在地:
北海道深川市納内町字納内3205-2

電話番号:
07027959293
(お電話でのお問い合わせは受け付けておりません)
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メールアドレス:
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